「介護の灯台」を運営する者の歩みと、大切にしている考えをご紹介します。
2000年の介護保険制度施行当初から、介護・福祉分野において、介護、相談支援、権利擁護、地域支援などの業務に携わってきました。
これまで、訪問介護、施設介護(特別養護老人ホーム・介護老人保健施設)、施設ケアマネジャー(介護老人保健施設・有料老人ホーム)、在宅ケアマネジャー(居宅介護支援事業所)、そして地域包括支援センター(都内の地域包括支援センター、中央区の基幹型地域包括支援センター)と、在宅から施設まで介護の現場を幅広く経験してきました。現在は、横浜市内の地域包括支援センター(地域ケアプラザ)で働いております。
2015年には、仕事と介護の両立支援を行う会社(JISE合同会社)を創業しました。志半ばで2年後に廃業しましたが、その経験は「働きながら介護に向き合う人を支えたい」という、いまの活動の原点になっています。
地域包括支援センターで15年以上にわたり、高齢者やそのご家族の相談支援に携わってきました。現在は、介護が始まってからの対応だけでなく、「介護が必要になる前の準備」の大切さを広く伝える活動にも取り組んでいます。
あわせて、哲学・思想・心理学を学び続け、「老い」「喪失」「人生の意味」といったテーマを探究しています。介護を単なる問題解決ではなく、人が人生をどう生きるかという問いとして捉え、実践と思想の両面から支援を行っています。
支援する側として現場に立つ一方で、私自身も、親の介護に向き合う一人の家族です。幸い、両親はともに健在ですが、二人とも80代後半。いわゆる高齢者だけの世帯です。
実家までは電車で30分ほど。離れて暮らしながら、月に一度は帰省し、「前と変わったところはないか」を自分の目で確かめるようにしています。母は要支援2の認定を受け、デイサービスに通い、歩行器をレンタルしながら暮らしています。
毎日そばにいられるわけではありません。だからこそ、「介護は、その前に必ず小さな変化がある」という考えを、誰よりも自分自身に言い聞かせています。専門職としての知識と、一人の家族としての実感——その両方を持ちながら、同じように悩む方の隣に立ちたいと思っています。
いまの、私の介護
・両親はともに80代後半、高齢者のみの世帯
・実家までは電車で約30分の距離
・母は要支援2の認定。デイサービスを利用し、歩行器をレンタル
・月に一度は帰省し、暮らしの小さな変化を確認
介護の前に現れる小さな変化(サイン)に気づくことを重視し、いざというときの困難を小さくします。
制度や手続きの実務だけでなく、「どう生きるか」という問いにも寄り添います。
介護する人もされる人も、自分らしさを手放さずに暮らせることを目指します。
介護の前の小さな変化を、見逃さない。
介護は、何の前ぶれもなく始まるものではありません。その前には必ず小さな変化(サイン)があります。早く気づけば、多くの困難は、事前の準備と正しい情報で和らげられます。フレイルも認知症も、すべてではないにせよ、ある程度は予防できます。介護する人も介護を受ける人も、自分らしい人生を継続できる社会を目指し、仕事と介護の両立支援、ご家族の意思決定支援に取り組んでいます。